初期の外国人教師

札幌農学校初期の外国人教師たち

初期の札幌農学校における英語教育の全盛期に教鞭をとった外国人教師には、クラーク(William S. Clark)、ホイーラー(William Wheeler)、ペンハロー(David E. Penhallow)、ブルックス(William P. Brooks)、カッター(John C. Cutter)、サマーズ(James Summers)が挙げられる。この中で、サマーズを除く他の5人は、本来、英語・英文学教育については専門外であったが、ライティング、スピーキング(及びプロナンシエーション)、リーディング、リスニングの諸分野の修練を目指す札幌農学校の英語教育に尽力した。

今回は、クラーク、ペンハロー、カッターの3人を取り上げ、彼らの授業の様子に迫っていくこととする。